大日本茶道学会

【ミッションステートメント】第24回 「柔軟な発想」 を追加しました

発想が柔軟だとは何を意味しているのでしょう。発想が豊かという言い方もありますが、それとはどこが違うのでしょう。

発想が柔軟ではないということはどういうことなのかということから考えてみましょう。

「主張がぶれずに首尾一貫している」というと肯定的な意味合いになりますが、「一つの意見に固執している」というと否定的な意味になります。この評価の違いは何かを手がかりに考えてみましょう。

首尾一貫という言葉とは、「主張」が結び付くのは、単なる意見というよりも、その人がもっと大切に思っている意見という意味があると思います。

一方、固執という言葉には、それほど大切でないことを重んじてどうするのだ、という周囲の価値判断が潜んでいるように思います。つまり、大切に思っている価値をいつも尊重し、それほど大切でないことは状況に応じて引っ込めることができる人が評価されているということになります。一言で言えば、大切に思うことの優先順位がしっかりしている人が評価されるということであり、そのことが、柔軟と評価されるポイントではないかと思います。

 ミッションステートメントで、「茶道文化の発展と振興に貢献するため」という具合に上位の目的を掲げて、優先順位をはっきりさせていることが、これからの柔軟な発想を下支えしてくれると考えています。

                                               会長 田中 仙堂 (平成30年2月発行 会報「えんじゅ94号」掲載)

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